日本一周~おかんとチャリと時々フトン~

2016年7月から2017年6月まで自転車で日本一周中したおかんの記録(現在26歳)

 

妖怪・ポテト搾り。

昨日の夜、フライドポテトをもらった。

仕事(林間学校にくる生徒達のご飯の準備など)であまったようだ。


普段なら数人でつまめばなくなってしまうような量しか残らないのだが、なぜかこの日は大量にあまった。



「これ、持って帰って大丈夫っすかね?」
私は同じ派遣の男性に聞いた。


「ああ、パパッとやっちゃえば大丈夫だと思うよ。俺も持って帰るわ。」


と、言われたので私はお弁当袋を2つ用意した。

ちなみにお弁当はビニール製の普通の袋だ。(ちょっと横長のレジ袋みたいな感じ。)


そしてポテトを鷲掴んで袋に入れたとたんに料理長の声が聞こえてきた。

「おーい、魚のフライが22個足りないよぉ!」






あ、やべ。それ私が揚げたやつだ。

焦るのと同時に、(なぜ22個も足りないw)と内心ちょっとだけ笑った。



片手に袋、反対の手にポテト。
むむっ・・・!


その時パートのおばちゃんが声をかけてくれた。

「それ、入れておこうかい?」



おお・・・救世主・・・!
私は袋をおばちゃんに託し、白身魚のフライを22個揚げる作業に入った。






そして時は流れ、仕事が終わった。
さぁ帰ろう!とリュックを開けると何やら覚えのある匂いが・・・。


すると派遣の男性。
「ごめん、置きっぱだと(料理長とかの目)がマズイからとりあえずぶち込んどいた!」



お、おう・・・それはありがたいのですが、この量はどういう事でしょうか?

「リュックに入れたのは俺だけどポテト入れたのは俺じゃないよ!笑」






パートのおばちゃんか・・・!

どうやらあますことなく私の袋にぶち込んだようである。


かくして私はリュックの3分の1をポテトに支配されることになった。







寮に戻ってからポテトを取り出す。

リュックの中がほんのり油くさい。
ちょっと悲しくなった。



とりあえずポテトを食べる。

うん、おいしい!
最近マックのCMを観てポテトが食べたくなってたからナイスタイミングだ。



うん、おいしい、おいしいんだけどさぁ。




なんぼなんでも多すぎるわ!!!
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この写真もだいぶ食べたあとに撮ったものである。

しかもこの写真に写るポテトは一部分であり、奥にはまだ多くのポテトが潜んでいる。



1人ポテトをつまむ。

これ何人前あるんだろう?
ああ、こういう時に友達や家族がそばにいればなぁ・・・。


しかし、ここは北海道から離れた遠い山梨の地。

「ポテトあるから来いやー!」などという連絡もできない。



唯一気軽に声をかけられるのは同じ派遣の男性。

しかし、忘れてはならない。
彼もポテトを持ち帰っているのである。


ポテトの上塗りである。













・・・なんだよポテトの上塗りって・・・。



こうして私はポテトとの長期戦を決めこみ、袋を閉じようとした・・・。



その時。
私は「あること」を思い出していた。


そして私はすぐさまに「あること」を行動に移した。



キッチンペーパーを取り出し、適度な長さで切る。


そしておもむろにポテトをつまみ、キッチンペーパーでくるみ、ギュッと押した。


そう、秘技・ポテト搾りであるっっっ!!!


やり方はとても簡単。

キッチンペーパーを使い、中身が飛びださない程度の力でポテトの油を搾り出す。


という力技である。

※写真はないのでそれぞれ脳内で想像してください。



こうすることにより、油分多めのフライドポテトをだいぶあっさり目にいただくことが可能だ!

カロリーおばけだからね、ポテト。
あと、時間が経って油が酸化するのも怖いしね。



何年か前、1人マックの際に開発した技だ。

なにしとんねん、数年前の自分・・・。




なにはともあれ、1人大量のポテトを前に技をかけていく。

この技けっこう楽しいのだ。





さっきまで1人ポテトはさびしいと思っていたがそんな気持ちはもう消えた。


というかむしろこんな姿、人に見られたくない。


なので、1人で良い。
いや、むしろ1人が良い。


秘技・ポテト搾りが発動する時に限っては。




しかし、あれだね。
部屋で1人黙々とポテトを搾る様はもはや妖怪の域かもしれん。


妖怪・ポテト搾り。

少しでもヘルシーにフライドポテトを食べたい人の前に現れ、キッチンペーパーを片手に黙々とポテトの油を搾っていく・・・。


うん、悪くない。




よくポテトを食べるけど・・・健康も気になる!という方、いかがでございましょうか?


この妖怪・ポテト搾り、いつでもあなたのおそばに参ります。




以上、妖怪志望のおかんがお届けいたしました!

それではまた!



おかん󾥡