日本一周~おかんとチャリと時々フトン~

2016年7月から2017年6月まで自転車で日本一周中したおかんの記録(現在26歳)

 

生きることも当たり前。死ぬことも当たり前。

※今日の記事の前半部分は事故描写です。グロくは無いけど読んでいて気分の良いものではありません。あしからず。



今日も今日とてお仕事だったのですが、とある事件が起きました。


小学生たちの夕食を出し終わり、下がってきたお皿を洗っている頃。

この施設の料理長(50代くらいの男性)が足を滑らせて後頭部を調理台のカドに後頭部を思いきり強く打ちました。


すぐに起き上がると思っていましたが、ピクリとも動きがありません。

他のスタッフさんが呼びかけるも反応なし。


また別のスタッフさんが救急車を呼びに行きました。



数分たち、料理長の意識が戻りましたが依然として呼び掛けへの反応はありませんでした。

心ここにあらずという感じでした。



また数分たち、倒れている状態から突然立ち上がろうとする料理長を男性のスタッフさんが2人がかりで押さえます。

完全に正気を失っている様子で、ものすごい力が入っており、押さえきれなくなりそうになる場面が何度かありました。

この時の料理長は完全に興奮状態で、周りの周りの人のことも認識できず、敵意をむき出しにする様子も見られました。


そのうちに救急車が到着。
隊員さんに事故発生時の状況や打った箇所などを聞かれ、現場を見ていたスタッフさんや私が答えました。


その後私や一緒に働いているパートのおばちゃん方は作業に戻るように言われました。





お皿を洗いながら、表面は冷静でしたが私の頭の中はもう、はち切れんばかりにグルグルしていました。



自分に起こる出来事すべてに意味があるのだとしたら、この出来事が自分に伝えようとしていることはなんだろう?



ああ、こんな事があっても仕事は終わらせなければいけないんだ。

ビックリした。怖かった。





人ってあんなに簡単に壊れてしまうんだ。

そのことに気がついた時、本当に恐ろしくなりました。


自分や自分の大切な人たちがああなってもおかしくはないんだ。

こわい。どうしよう。




・・・じゃあどうする?
それで私は何かを変えるの?






きっとそれは違うと思います。
明日もあさっても人生はきっと続く。

自分のやりたいように、まっすぐに生きていくんだ。



「明日死ぬかもしれないから今日を全力で生きろ!」みたいな名言ってよく見かけるけど、私はあまり好きじゃない。


だって、生きることに真剣じゃない人間なんてこの世にいないと思うから。


お金持ちも、貧乏な人も、優しい人も、怒ってばかりの人も、働き者も、怠け者も、自分の大切な人たちも、会ったこともない人たちも。


その人なりの壁があって、幸せがあって、進んだり逃げたりしながら、毎日懸命に生きているはずだから。




最後に、最近テレビで出会った言葉で感銘を受けた言葉があるので書いときます。

生きることも当たり前。死ぬことも当たり前。そうやって生きていく。



いつかは私もそんな心境で生きられるかな?

とりあえず今はまだ前に進んでいくしかなさそうです。



料理長の無事を祈っています。



それではまた!